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This is my Real Emotion...
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ほら 耳を済ませて
何処からか音色が聞こえてくる
あの音は 清廉なるオカリナ
人々の心を静める 清らかな旋律

向こうから聞こえるのは 柔らかな子守唄
安らかなその声は 子供を癒し
やがて 暖かな眠りに包む

そして 彼方からは 貴方の歌声
他の誰よりも 私を癒し
そして安らかな 幸せに包む

* * 編集後記 * *
めっちゃ短いです。ぶっちゃけ即興です。
まあ、殆どが即興ですけど...
時間無かったので...(ぉぃ
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昔から見ていた景色
変わっている様で 変わっていなかった
表沙汰ばかりの世の中で
未だに本当の心を表せない

いつ絶望したの?何を見失ったの?
本当は何を求めているの?
結局それさえも判らない

籠城に閉じ込められたまま
昔の鎖に縛られて 動けない
その姿は まるで囚われのマリオネット

隙間に染み入る風が痛い
嘲笑(あざけわら)うかの様な視線 そして声 全てが痛い
そしていつしか眼を閉じて 耳を塞いでた

溜息は 氷の様に冷たくて
指先は 微かに震えていた

全ての事から 逃げようとしていた
何もかも 無かった事にしようとしていた

だけど この現実からは 眼を反らせない
決して反らしてはいけない
だから その眼を開いて その手を離して
少しずつで良いから その心を開いていって

* * 編集後記 * *
やや暗めですが、完全に暗くはならない様に頑張りました。
何となく過去の自分をモデルにしてます。
今回はその過去を振り切ろうと思い、敢えてこういう趣向を...
星屑が落ちて来そうな程
綺麗に輝く この空の下
何かを求めて そっと手を伸ばした

夢色に染まる空を 夜を 飛び越えて
逆らえない時の流れに身を委ねて
行き着いた先に見た景色
あったのは 何処にも無い美しさ

現実と幻想 正気と狂気 その境界で
触れる事さえ 許されない
狭間に揺れる 儚き心
零れ落ちそうなカケラを掬い
月まで飛翔け この想い

耳を澄ませて 唄が響いている
何処にいようと 聞こえる唄
心から心へと伝っていく いつまでも

華麗に染まる桜 優雅に咲いて
振り向けば 彼岸花が狂い咲き
鮮やか過ぎる 舞い散る花弁

閉ざしたものを 今此処に開く
夢の彼方へ 遥かなるFantasy

* * 編集後記 * *
な、何が言いたかったのでしょうか...?(ぉぃ
これがまたかなり突発的に書いたものなので...
あんまり深い意味は無いです、はい(何
「Look at my eyes 本当の心を見付けて」(今日の一言)

22日~28日までの7日間、小説「七海 -NaNaMi-」を1日1編ずつ公開させて頂きました。
こちらからどうぞ。 Vol.1 ~Prologue~ / Vol.2 / Vol.3 / Vol.4 / Vol.5 / Vol.6 / Vol.7

* * 編集後記 * *
随分久し振りに小説を書きました。
サイトを持っていた当時にも小説は書いていましたが、なかなか完成せず...
結局その頃には3作品(しかも1つ未完成)しか公開出来なかった記憶があります...
なのでこれは絶対に完成させようと思い、一気に書き上げました。
(というのも実際これも一旦途中で製作が途切れてから結構間が空いてしまったものなので...)
自分で書いて言うのもあれですが...この小説ジャンルがよく判りません;;(ぉぃ
スピリチュアル系な様な気はするのですが、細かく分類したら何なんだろうと...
病院の一角にある公衆電話。
私は番号のボタンを押していた。

「・・・もしもし、恵一?」
『・・・七海?どうしたんだよ急に。』
「さっき恵一が言ってた事の意味が漸く判ったの。」
『・・・おい、まさかそれって・・・』
電話の向こうで恵一は絶句した。

「多分恵一が思ってる通りだと思う。
だから・・・本当の事をちゃんと伝えたい。
今から逢いたいんだけど、時間ある?」
『判った。必ずお前に逢いに行く。』
「じゃあ、私は『あの場所』にいるから。」
そう言って、私は受話器を置いた。

そして私はそっと病院を抜け出した。
周りの人に止められる訳にはいかない。
どうしても今逢わなければ・・・私には時間が無い。

「あの場所」に向かい、私は走っていく。
陽も傾いてきているが、気にしていられない。
未だ残る倦怠感を乗り越え、私はひたすら走り続けた。

そして私が辿り着いた場所・・・それはいつもの駅だった。


「あ・・・」
そこには既に恵一がいた。

「結構早いじゃないか、お前の割には。」
「まあ・・・ちょっとは急いで来たからね・・・」
未だ微妙に息が切れているため、私はなかなか言葉が上手く出て来ない。

「・・・」
「・・・」
暫くの間無言の時間が続いた。

「・・・じゃあ、そろそろ本題といこうか。」
敢えて私から切り出す事にした。
「・・・あぁ。」
恵一も覚悟を決めたらしい。

「恵一の言った通りだったよ。私は・・・『黒澤七海』じゃなかった。
今から私の見出した答えを言うから、合ってるかどうか確かめてね。」
その時、恵一は何も言わずに私の目を見ていた。

「今から4年前、私と恵一は中学のクラスメートだった。
その時私はクラスに馴染めなくて孤独だった。
でもそれが少しだけ変わったのがある日私が体調を崩した時。
恵一が1回だけ私の目を見て心配してくれたんだよね。
それ以来ずっと密かに恵一の事が好きになった。
だけど私は弱気だったから告白する勇気も無かった。
そして結局何も出来ないまま、孤独に耐えられなくなった私は4年前の今日に此処のホームから飛び降りた。
それから今日までの間の記憶は無い・・・気付いたら今日の朝になってた。
目の前にいた・・・駅の椅子で眠ってたこの身体に入り込んだ。」
「・・・そしてお前は七海になろうとした。」
「うん、その通りだよ・・・」
そこで1度会話が途切れた。

「このまま気付かないで七海になってしまいたかった・・・
そして人生がやり直せたら良かったのに・・・」
「でもやっぱりお前はお前、七海は七海だ。
お前は決して七海にはなれない。」
恵一はきっぱりと私に言い放った。

「どうして?」
「まず第一に、お前は俺の事を恵一とは呼ばなかっただろ。
その身体には例えお前の魂が入ろうと七海の自我が宿っている。
これはきっと誰にだって言える事だ。
それに、もしお前がこのままずっと過ごしてたら本当の七海はどうなる?
死んでる奴が此処にいて、生きてる奴がいないなんて理不尽過ぎるぞ。」
「・・・」
私は何も言えなくなってしまった。

「でも・・・」
「・・・でも?」
「俺がもっとちゃんとしてたら・・・こんな事にはならなかったかもしれない。」
「え?」
「実はあの時から薄々感付いてたんだ。
お前が時々俺の事を見てきてたから。
何か一声でもかけてやれば良かった・・・
あの時俺は『弱い奴だ』と思って見捨てちまった。
でもお前にとってそれは重大なSOSだった。
それに気付いたのはお前がいなくなってからだった・・・」

「・・・でもね、そう思ってもらえるだけでも十分幸せだって、今判ったの。」
「・・・」
そして、私はそっと恵一に抱きついた。

「ありがとう、恵一。今でも・・・好きだよ。
これは本当の『私』自身の気持ちだから・・・」
「そうか・・・」
「それと・・・私、多分もう少しで此処にいられなくなると思う・・・
何だか凄く心が軽くなる心地がするの。
きっともうこれで私の心残りは無くなったから・・・」
「・・・」

私達は暫く無言だった。

「もうそろそろかな・・・」
「これで、終わりなんだな・・・」
「うん、じゃあ・・・ね。」
「あぁ・・・じゃあな。」
敢えて「さよなら」とは言わない事にした。
そして、私は街の光の中へと溶けていった。

―――頑張れよ。俺も頑張るから。
そんな恵一の声が、私の中に響いた気がした。
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